今日(10/25)は、家内と「ウィーンフィル&ティレーマン ベートーベン全交響曲 シネコンサート」の試写会を視聴するために東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス)に行って来た。
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ウィーンフィル&ティレーマン ベートーベン全交響曲 シネコンサート」はこの12月10日~28日に同ホールで上映される。ベートーベン全交響曲全てを視聴すると8時間かかる(10時半から18時半)というボリュームである。
今回は試写会ということで、第5番「運命」全曲と第9番3楽章の約1時間半を堪能できた。ティレーマンは今世界で最も注目されている指揮者だそうで、大柄な体躯から繰り出す指揮ぶりは大オーケストラと大合唱隊を率いるにはぴったりだ。映画のプロローグは拍手などなくすぐ“ジャジャジャジャーン”と演奏が始まるので、至ってシンプルではあるが、衝撃的でよい。
第9では指揮者のティレーマンは実に悲しそうな顔をして大オーケストラと大合唱隊を引っ張っていた場面があったのが印象に残った。第9のメインボーカル5人の中に、メゾソプラノを歌う日本人の藤村実穂子さんがいた。このコンサートは「日独交流150周年」記念の催しのようで、うなづけられる。
シネコンサート(シネマコンサート)の特徴である、節目節目で音色を奏でる楽器をズームアップさせるので素人に分かりやすく、また指揮者の表情が分かるので、万人向きの演奏会かも知れない(本来なら指揮者の背中しか見られない)。
プロのカメラアングルがよく、時には劇場の天井(摩天楼)の彫刻を映し出し、クラシック音楽を視聴しやすくしている。また、ゆったりしたシートで楽しめる。
ちなみにYou Tubeより、カラヤン指揮の演奏をリンクさせていただいた。
・「
Karajan - Beethoven Symphony No. 5 in C minor Part 1」
・「
Karajan - Beethoven: Symphony No.9」