~仕事帰りに出会したハプニング~
昨日(1/8)横浜での仕事(審査)の帰りに、同僚のYさんと東急東横線(急行)で渋谷駅に着き、後方車両からホームに移った際、後ろで“キャー”と叫び声がして振り返ると幼い女の子が車両とホームの隙間(広め)に落ち、もがいており、からくもランドセルがどこかに引っかかり、首から上だけが見える状態。小生はすぐ様、戻ると、電車の中から女性が女の子を引っ張り上げようとしているが、うまくいかない。そこで、小生はホーム側から女の子の背中側から両脇に両手を入れ、安全なスクワットの体勢でひょいと持ち上げ、ホームに下ろしてやった(学生時代はボート部の猛者として90kgのバーベルでスクワットをやっていたので、70歳になったとはいえ、訳ない)。小学1年生ぐらいの女の子であるが、左手には本を離さず持っており、おそらく、本を見ながら電車に乗り込もうとしていたと推察し(小生としては孫娘と同じくらいの女の子であり、つい爺気分で)、“本を見ながら電車に乗り込むのは危ないよ!”と女の子を諭(さと)した(廻りの人は小生のことを身内と思ったかも知れない)。おそらく女の子は普段からこの広めの隙間を意識して乗り込んでいたのだろうが、(小生から体を触られたことを含め)ショックを受けたせいか、しばらく黙っていたが、何事もなかったかのように横浜方面行きの電車に乗り込んだ。
東急東横線渋谷駅横浜側ホームの16時頃、空いた時間帯での出来事であるが、廻りにもし誰もいなかったらと思うとぞっとする。しかし、ホームから落ちたのに手から本を離さなかったのは立派というか、大事な物は転んでも離さないという意識があったのだろう。
昨日の小生は、星座占いでは良くない日となっていたが、災い転じて福となすという日になり、気分をよくしたものである。
最近スマートフォンや本を見ながら電車に乗降する“ながら族”をよく見かけるが、
何かの拍子で注意力が散漫になると、分かっているはずの隙間に落ちることもありうるという例であり、この事故未遂を他山の石としていただければ幸いである。