いつものMさんから送ってもらった記事を引用させていただいた。
テーマは秋の七草です。秋の代表的な草花の知識をおさらいするにはいい機会かも知れない。
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自然、季節感を楽しまれる皆さま
ここのところの季節感を一番代表しているのではないかと信じました、『秋の七草』にチャレンジしてみました。
秋の七草とは、「萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花」 (山上憶良(万葉集 巻八) )とも詠われていますように、
萩(ハギ)、尾花(ススキ)、桔梗(キキョウ)、撫子(ナデシコ)、女郎花(オミナエシ)、藤袴(フジバカマ)、葛(クズ)
の7つの野草のことです。
チャレンジとは、この七草全てにお目にかかり、証拠撮影をしてみようというものでした。結果的には自宅付近での探索3回、箱根の芦ノ湖野草園、仙石原高原の探索で、ヘロヘロになって何とか七草をカバーしました。ただどうしても駄目だった桔梗と撫子は、芦ノ湖野草園(やそうえん)の事務所の壁に飾られている写真を動員させてもらうという誤魔化しが入っています。
『この時期の季節感』ということで行動してみましたが、結果的には、葛はまだ花が咲くところまで行かず、早すぎでしたし、桔梗と撫子は花が既に枯れていて、遅すぎでした。もう一点感じた点は、どこでも自然の中でお目にかかれたのは、萩と雄花(ススキ)でしたが、他のものは殆ど自然の中で見出すということが困難であるということが判明したということでした。
せっかく、繊細な「秋の七草」という概念を育んできた日本的な文化ですが、平安時代からの気候、環境の変化で、今や「秋の七草」とは現実的なものでなく、私たちが『歴史』として、記憶に留めておく対象になってきたのだろう・・と想いました。
2006年10月3日(火)
M生
秋の七草の葛とススキの競演
近所の家の白色の萩の花
京急ストアそばの萩の花
近所の家の藤袴の花
芦ノ湖野草園事務所に飾られたオミナエシ
芦ノ湖野草園事務所に飾られたキキョウの写真
芦ノ湖野草園事務所に飾られたナデシコの写真
仙石原高原のススキ