今(20日7:20)、富士山頂(3725mH)。(第一報は富士山頂より投稿)
モンブラン登山の高度順化のために天気予報を見て急遽富士登山を決めた。まだ新宿からのバス便なく、河口湖9:50発五合目行きのバス便(第一便)を利用した。
昨日(6/19)10時45分五号目(2300mH)を出発し17時御来光館(3450mH、途中では一番高い所にある山小屋)を風避けにしてツェルトにてビバーク。(八号目より上はまだ雪が多い。八合目太子館のところでアイゼンを着け、雪があるところを直登して行った。)梅雨の中休み、高気圧に被われているせいか風も無く、久し振りにたくさんの星を見ながら眠った。
今朝(6/20)4時半起床、気温4℃。ツェルト等を撤収し、5時30分ビバーク地点を出発。
富士山頂着6時55分。
ブログ投稿を終え、お握り等を食べエネルギーを補給して下山開始。五合目に下山11時35分。11時40分発の河口湖行きバス(第一便)に間に合った。
富士山の山開き(7月1日)も近いというのに8合目より上はまだ雪が多い。山開きも間近いのでアイゼンを持たない人が多いが、当然ながら途中で断念せざるを得ない。
今回はハプニングがあった。
今朝(6/20)2時半頃、ツェルトにてビバーク中の小生の体をトントンと叩く人があった。外人の声が聞こえていたので、ぼんやり目覚めており、びっくりはしなかった。どうやらロシア人3人である。こんな格好でビバークしていたので(ちなみに、回りは雪に囲まれている)、“You look Samurai.”といったので、“That's right.”と答えた。食べ物が小生にないと思ったのか、赤飯のお握りを一つあげるといった。折角の好意を無にしてはいけないので貰うことにした。御礼に、ここから頂上までに掛かる時間(1時間強)とお鉢巡り(約1時間)に掛かる時間を教えた。互いに“Good Luck!”で別れた。
それにしてもこんな早朝にロシアの元気な若者に会えるとは思わなかった。これも富士山のお陰というところか。